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タイの名門・タマサート大学でWCIの療法を公開

2026.10.09

タイを代表する名門大学のひとつ、タマサート大学医学部を訪問する機会をいただきました。

 同医学部は西洋医学とタイ伝統医療の両分野に取り組んでおり、臨床の場として大学病院と伝統医療センターが同じ敷地内で運営されています。
今回の訪問では、医療に携わる現役プロフェッショナルの皆さんと意見を交わし、公開施術ではWCIの技術を実際に体験していただきました。

 今回、大学側からはソンバット・ムエンタウィーポンサ医師(医学部教授・神経内科)、シティプオン・ブンマン医師(医学部地域医療・家庭医療学科講師)の2名、WCIからは浜谷管長をはじめ、全5名が参加しました。

 ソンバット先生は神経内科教授として診療・教育に携わるほか、医学部副学部長も務められています。
交流会では医学部の概要やタイ伝統医学についてお話を伺い、私たちからは日本で実践しているWCIの身体評価と施術について紹介しました。互いの取り組みを知り、知見を深め合う貴重な機会となりました。

交流会の後は、浜谷管長による公開施術が行われました。

 施術を体験してくださったのは、タマサート大学の女性ドクター。2、3日前に転倒し、腰にまだ痛みが残っているとのことでした。
まず、お身体の状態を確認すると左右の脚の長さに約2.5cmの差が見られました。
さらに、アプライドキネシオロジーを応用して簡略化した筋診断による評価法でチェックしたところ、左側で筋力が抜ける反応があり、骨盤にも左後下方への偏位が見られました。
 そこで、むやみに全身を施術するのではなく、「反応が出た側だけを施術する」というWCIの考え方に沿って左側を中心にアプローチ、特に左の大腰筋周辺と骨盤周囲に独自の手技で施術を行いました。施術前にはかなり硬かった身体の動きは軽やかになり、可動域も大きく広がったのです。
 そして何より印象的だったのが、ご本人から上がった「腰の痛みを感じなくなった!」という声。周囲で見守っていた先生方にも施術前後の変化を確認していただくことができました。
医療の専門家である大学のドクターがWCIの施術に驚き、笑顔で喜んでくださったことは、率直にとても嬉しい出来事でした。 

 今回、私たちが改めて実感したのが、「変化を可視化すること」の大切さです。
普段から使用している「モアレ画像」をあらかじめお見せして身体の状態を理解していただき、そのうえで施術を始めました。モアレ写真は身体表面の左右差や施術前後の変化を視覚的に確認するための大切なツールです。
 言語が分からなくても、Before → Afterの写真を並べれば、変化はひと目で伝わります。長々と説明しなくても、その様子を目の当たりにし、身体の変化をできる限り見える形にすること、「可視化」は、やはり大切な要素なのだと再確認しました。
 そして「WCIの療法は日本だけでなくタイでも必要とされる可能性がある」と、改めて強く感じました。同時に「評価する」→「必要な場所だけ施術する」→「再評価する」というWCIの技術をこれから世界へ伝えていくうえで、大きな手応えを得ることができました。

 今回、タイを訪れたのは雨季。現地では大雨や冠水の話もあり、天気予報にも連日、雨マークが並んでいました。ところが、私たちが到着すると一転、快晴に! 吉方を選んで移動したご利益でしょうか。「やっぱりWCIは運がいい!」(笑)。

 技術だけでなく、人とのご縁、タイミング、そして運。すべてがつながった今回のタイ訪問は、私たちにとって意義深く貴重な時間となりました。今後は病院のドクターや医療関係者の皆さんにWCIの技術をお伝えする機会が生まれるかもしれません。
 今回の出会いがその第一歩になれば嬉しく思います。